中庸

何年か前、長寿の秘訣を実際に長生きしておられるおじいさん、おばあさんに聞いて回る番組を見た。ここ最近でもたまにそのような番組を見るが、長寿に対する考え方は十人十色である。

 

その中で最も納得のいく、というか、共感できる考え方を回答したおじいさんがいた。その回答とは「中庸」であった。

 

中庸とは簡単には「過不足なく偏りのないこと」を良しとする考え方である。

 

偏向報道は昔からあるものであろうが、最近の食物に対する偏向報道は、気に食わない事が多い。

 

例えばコーヒーやビールなどを良しとする記事とか、最近多い。個人的には両方ともイケる口ではあるが、偏向報道によってバランスを欠いてまで摂取をしてしまう人って絶対いると思う。「体に良いらしいよ!?飲みまくれー!」みたいな感じで。

 

別の分野では、例えばイチローは最近の若い日本人選手の肉体改造について苦言を呈してましたね。怪我を未然に防ぐために体から発せられる信号を自分で遮断してしまっている。だから怪我をして選手生命が短くなってしまうと。

トラやライオンは筋トレしないと。自然が一番と言う意味を込めてでしょうが、それを言うとトラやライオンはストレッチすらしませんけどね。

 

他にもショートスリーパーであるとか、色んな分野で人間本来のバランスを欠いてしまうような事態に、知らず知らずのうちに誘導されていってる。

 

そのおじいさんは、運動、食事、睡眠のバランスを大事にする事が長生きの秘訣だとおっしゃっていたのでした。